肝臓とアルブミン① アルブミンとは

肝臓は「体内の化学工場」と呼ばれているので、体内で必要なタンパク質をたくさん作っています。

さて、ここではその中のひとつ、アルブミンについてご紹介します。
 
アルブミンは血清にもっとも多く含まれているタンパク質です。

ほかにも数百種類の血清タンパク質がありますが、アルブミンは血清タンパク質のうち50%を占めています

ここまで多量に含まれているので、血中濃度の変動もわかりやすく、また血中濃度を測定することによって、肝機能の状態を予測することができます。
 
もともと私たちは食べものを口から取り入れることによって栄養をとっていますが、その中でタンパク質は胃でアミノ酸という形に分解され、小腸、肝門脈をつたって肝臓に運ばれます。

アルブミンはここでアミノ酸をつなげ合わせて合成されます。
 
アルブミンの血中濃度が不足しているということは栄養失調か、肝機能(タンパク質合成能力)の低下と考えられるのです。

また、タンパク質は高分子なので、腎臓で尿に濾過されることはない(正確には、濾過されても100%再吸収される)のですが、腎不全などを患っていると細胞膜が破れてアルブミンが尿中に放出されます。

これをネフローゼといいますが、このようにアルブミンの血中濃度を測定することで、肝機能だけでなく腎臓の病気も発見できます
 
検査で使われる単位は血中濃度(g/dL)で、血清総タンパク質の濃度、血清アルブミンの濃度、アルブミンとグロブリンの比率(A/G比)などがみられます。
 
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