ALT(GPT)の異常数値範囲が示す病気①

さて、ALTがASTと同じように肝臓の異常にともなって血中に放出され、その数値やASTとの比率によって疾病やその進度がだいたい予想できる、ということはもうお話しましたね。

では、具体的にどのような数値で、どのような病気が考えられるのでしょうか。
 
まず、成人男性の場合、6~43が正常範囲です。これより低い数値でも、それは個人差なので問題はありません。

そして、43~100になるとウイルス性肝炎、脂肪肝、肝細胞がん、肝硬変などの疑いがあります。
 
だいたいこのなかで多いのはウイルス性肝炎や脂肪肝ですが、これは生活習慣を変えて節酒や炭水化物を減らしたり、インターフェロンによる投薬治療を行うとすぐに数値がさがることが多いので、ギリギリ安全範囲です。
 
そして、100~500になるとやや危険なゾーンに入り、すでに進行している疾病が疑われます。

ここまで濃度が高いのは、ALTが長期的に血中に放出されている、つまり病気が慢性化しているということですから、ウイルス性慢性肝炎などが疑われます。
 
肝臓は「沈黙の臓器」であると同様に、「唯一再生可能な臓器」ともいわれますが、それはつまり「傷がついても自己治癒力がある」というわけではないので、傷めないで済むならそのほうが圧倒的に良いわけです。
 
肝炎は慢性化すると治りにくい病気なので、こういった点で体力に大きな負担をかけることになりますし、後遺症などの心配もあるので、なるべく避けたい病気ではあります。
 
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