血液と肝臓の関係① 概要(1)

肝臓があんなに新鮮な赤みをした臓器である理由は、それだけ血液を常に貯蔵しているからです。

注意していただきいのは、確かに肝臓の中に赤血球やほかの血液因子は多く溜まっていますが、血液成分を作っているのは肝臓ではなく、骨髄です。
 
骨髄には造血幹細胞という、すべての血液成分のもとになる細胞があり、それぞれが成熟をとげて赤血球や白血球や血小板になり、新鮮な血液としてからだにまわっていくのです。
 
ただ、血液成分にはそれぞれ、寿命があります。

例えば、赤血球なら3、4カ月ですべての赤血球が入れ替わりますし、血しょう板にいたっては1週間~10日と、回転が早いです。

そして、この古い細胞が破壊される場所が肝臓なのです。

ちなみに、赤血球はひ臓(ヒトの背中側にある手のひらサイズの臓器)でも破壊されます。
 
このひ臓には、赤ひ髄と白ひ髄という領域があり、赤ひ髄では赤血球や血しょう板の破壊、白ひ髄では白血球などのリンパ系細胞の生成などを行っているので、肝臓と同様にヒトの循環器系を支える、とても重要な器官です。
 
肝臓には、心臓の大動脈からでた血液のおよそ25%が入り込みます。

ひとつの器官にこれほど多くの血液が入るというのは、からだからしたらとてもハイリスクなのです。

なぜかというと、この臓器が壊れてしまえば、体内の血液量が急に増加し、心臓に大きな負担を与え、死に至る可能性もあるからです。

それでもこの役割を持っているのは、それだけ必要不可欠な役割だからです。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

カレンダー

2017年11月
« 5月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

アーカイブ