血液と肝臓の関係④ 血しょうタンパク質と肝臓

さて、血液凝固についてざっとお話しましたが、血液凝固には、いろいろなタンパク質や因子、酵素などが関係していることがお分かりいただけたと思います。

このようなタンパク質は血しょうタンパク質といい、肝臓で生成されているものが多いです。
 
ちなみに、血しょうというのは血液から固形成分(赤血球、白血球、血小板)を抜いた液体部分のことで、90%の水分と、10%の栄養分、老廃物、無機塩類、ホルモン、熱などでできています。
 
血しょうにはタンパク質がたくさん含まれていますが、特に血液凝固において重要なのがプロトロンビン、トロンボプラスチン、フィブリノゲンですが、 これらが血液凝固にかかるまでの時間や濃度を調べることで、そのひとの肝機能の状態を調べることができます。
 
例えば、繊維性タンパク質フィブリンは最終的に血餅をつくる完成分子となりますが、これが外的な因子(血管細胞や血小板など)によって作られる時間を「プロトロンビン時間」、内的な因子によって作られる時間を「活性化部分トロンボプラスチン時間」と呼びます。
 
そしてまた、フィブリンの生成もととなるフィブリノーゲンというタンパク質の血中濃度を測定することによって、肝機能が正常に働いているかがわかります。

この場合、血しょうタンパク質をつくる肝臓に異常はなく、血液凝固に関する遺伝子異常などで血液凝固機構がすすまず、フィブリノーゲンが作られないことで止血ができない、という病気の場合もあります。

それに関しては詳しくはのちの項目でお話します。

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