血液と肝臓の関係⑤ プロトロンビン時間

「プロトロンビン時間」というのは、血液凝固機構がどれだけ正常にすすんでいるかを確かめるための目安となる数値です。

「プロトロンビン時間」というのは、血管の内皮細胞や血小板によってフィブリンが作られる場合の、それまでの時間を指します。
 
つまり、プロトロンビンという酵素に凝固因子や血小板因子、カルシウムイオンなどが付加することでトロンビンという酵素になり、それがフィブリンという繊維性タンパク質を生成する、という血液凝固のメカニズムを創造していただければわかりやすいと思います。
 
さて、ふつうのひとは「プロトロンビン時間」の予備知識は必要ないのですが、ここでは目安を書いておきます。

単位は(秒)で、正常値範囲は11~13です。

13~18とやや延長すると、血しょうタンパク質が肝臓でうまく作られていないために、肝硬変や急性肝炎、肝がんなどが疑われます。
 
また、こういった血液凝固機構は遺伝子異常による疾病も多いため、DIC(後述)、異常フィブリノーゲン血症なども疑われます。

さらに、遺伝子異常を抱えていなくても、新生児や母乳栄養児、黄疸を抱えているひと、抗生物質を長期的に投与しているひとなどがビタミンKを欠乏することで、数値があがることもあります。
 
18秒を超えると明らかな異常であり、劇症肝炎、非代償性肝硬変や、遺伝子異常である第1・2・5・7・10因子欠乏症などの可能性もでてきます。

興味があれば、調べてみてください。
 
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