血液と肝臓の関係⑥ 活性化部分トロンボプラスチン時間

ここでは、活性化部分トロンボプラスチン時間のそれぞれの目安についてお話します。

活性化部分トロンボプラスチン時間は、プロトロンビン時間と違って、流血したときに、内因性の機構からフィブリンが作られるまでの時間をはかったものです。

単位は変わらず、(秒)です。正常値範囲は27~40です。

40~55とやや延長すると、肝硬変、肝がん、DIC、ビタミンK欠乏症などが疑われます。

55以上になると明らかな異常であり、DIC、ビタミンK欠乏症にくわえて、非代償性肝硬変や劇症肝炎、第1・2・5・7・10因子欠乏症などの可能性もでてきます。
 
このあたりの疾病の種類は、プロトロンビン時間で予想される疾病とほぼ同じだと思います。

これは、それぞれの測定の仕方や機構は違っても、結果的にフィブリンが作られないことで生じる病気なので、似たようなものになるのです。
 
逆にいうと、フィブリンが作られずに止血できない、ということはそれだけ重篤な疾病を抱えることになりますし、それが遺伝子異常であった場合、治療方法も限られて、長期的な治療が必要になります。
 
血液が止まらないということは、それだけ脳にいく酸素が減るので、量が多くなれば死に至る場合もあります。

ヒトは体内の血液量の3分の1(1L~1.5L)を失った時点で絶望的だといわれています。

ただ、3分の1という量は多量なので、出血多量で死ぬ場合は、よほどの大きな事故や事件に巻き込まれたときだと思います。
 

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