血液と肝臓の関係⑦ フィブリノーゲン

さて、ここではプロトロンビン時間や、活性化部分トロンボプラスチン時間以外にもうひとつ肝機能の目安となる、フィブリノーゲン濃度についてお話します。
 
フィブリノーゲンとは、フィブリンという繊維性タンパク質をつくるもととなる分子で、血しょう中に存在しています。

体内で血液凝固機構が正常に働いていたら、フィブリノーゲンから適度な量のフィブリンが作られているので、フィブリノーゲンの濃度に異常はないはずなので、これが正常値から増加していたり減少していたりすることによって、いろいろな疾病が予想できるのです。
 
単位は(mg/dL)で、正常値範囲は200~400です。

例えばこれが100~200まで減少していると、DIC、肝硬変、肝がんなどの疑いがあります。

または、急性肝炎や薬物投与の影響、そして異常フィブリノーゲン血症などが疑われます。
 
さらに100以下にさがると、血液の病気である異常フィブリノーゲン血症、無フィブリノーゲン血症、低フィブリノーゲン血症などの疑いが強くなります。

減少していることは、フィブリンを異常に消費しなければならない体内環境である、ということです。
 
逆に増加した場合は、それだけ血液凝固を促進させなければならない環境ということで、感染症の疑いが強くなります。

400~700では、感染症、悪性腫瘍、血栓症などが疑われ、700以上では、重い感染症や進行した悪性腫瘍が疑われます。

このように、血液と肝機能はお互いに連携をとっています。
 
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