肝臓の解毒作用① 毒と薬は紙一重

肝臓の解毒の仕組みとはどのようになっているのでしょうか?
 
そもそも、人間にとって「毒」とは何なのでしょうか?

私たちが「毒」ときいて思い浮かべるのは、インフルエンザウイルスや大腸菌などの細菌だとか、青酸カリや硫化水素などの自殺に使われるもの、身近なところでいえばふぐの毒や水銀などの化学物質が浮かぶかと思いますが、実際「毒」と「薬」の境界線は微妙なところなのです。

はっきりした境界線はなく、同じ物質でも少量なら薬になり、多量なら毒になるものもあります。
 
例えば、睡眠導入剤は、0.5~1mgほどの少量なら睡眠効果をもたらしますが、何百錠などの単位で多量に摂取すると、死に至ります。

ただ実際は、それだけ大量に飲んでも死に至らないような薬が市場に出回っているので、あまり心配はいりません。
 
同様に水においてもいえます。

のどが乾いたときの飲水行動はとてもシンプルな本能行動ですが、一度にバケツ一杯ほどの水を多量摂取すれば、死に至る場合もあります。
 
つまり、肝臓のとらえかたも同じで、どんなに体に有用な物質でも多量に摂取すれば「毒」になるのです。

とくにアルコール、脂質、糖質などにもいえます。

自分で適当な量に制限できずに摂取し、肝臓に負担をかけてしまうのは完全に自己責任ですので、肝臓を悪くしてしまう前に(沈黙の臓器なので、自覚症状で気づいたときには手遅れな場合が多いですが)、生活スタイルに気をつけなければなりません。

とくに摂取する量は脳の満腹中枢が「慣れ」を獲得しやすいので、悪化すればするほど異常に気づきにくくなります。
 
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