酵素とは③

酵素が生体のいろいろな化学反応の監査人であることはもう述べましたね。

では、1つの酵素が手伝う相手(化学反応)をどうやって見極めているのかというと、活性部位のタンパク質構造、つまりアミノ酸配列、つまり塩基配列、もっとも平たく言うと遺伝子(生命の設計図)次第なのです。
 
ということで、ある物質と、それに結合する酵素の関係は1対1対応なので、各酵素がでやすいかでにくいかは個人の体質(遺伝子)によるのです。

酵素のはたらきは人間の病理を解明し、その治療法を探ることにもつながりますし、遺伝子レベルで細胞内で起こっていることを追求することで、新薬の開発や生理学の発展、原始地球の状態の予想までできるようになります。

医者や生物学者だけでなく、全世界に注目を浴びている物質です。
 
さらに、酵素というのはγ-GTPやAST、ALTなどのように血液中にでて反応を促進させるものも多いですが、血中での分子数や重量を計測するのは不可能なので、血液検査などで数値をはかるときは、それぞれの酵素活性を係数にして相対数値として定義しています。
 
酵素は、物質を変えるという特徴的なはたらきを持っているので、一定時間内(37度Cで1分間)に、1マイクロモルのAという物質がどれだけの同量のBという物質に変わったかを計測することで、酵素の活性係数としています。

このようにすれば誤差もでなくて済みますし、重量測定よりも実質的な比較をすることができます。

このように全世界に共通な単位を国際単位(IU)といいます。
 
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