肝臓の機能と役割

肝臓は人間の体の中で一番大きい臓器で、その重さは約1.2kgあると言われています。

その役割は、栄養の代謝や有害物質の解毒などを行うまさに「人体の化学工場」なのです。

肝臓はさまざまな働きをしている~肝臓は体内の化学工場

また、肝臓は毛細血管の固まりでもあります。肝動脈と門脈から血液が流れ込み、肝静脈へとその血液を流れ出します。

その際に肝臓で処理される血液の量は毎分約1.5リットルで日に2160リットルもの血液が循環します。

これはワインボトルに換算すると実に2880本にもなるのです。

この数値を見てもいかに肝臓の代謝の働きが私達の生命を維持していくうえで大事かということが分かると思います。

その他にも古くなった赤血球や不要になったホルモンを分解したり、赤血球に必要な鉄分を貯蔵して血液を生成するのに利用したり、ビタミン類を体内に貯蔵したり活性化させたり、肝臓にある免疫細胞が免疫成分を出して血液中の細菌を排除してくれたりと実に200以上の働きがあると言われています。
 
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肝臓の代謝機能について

 
肝臓は人間が摂取する食物から得られた、タンパク質・糖質(炭水化物)・脂質を私達の体に必要な物質に分解・合成・貯蔵するという代謝機能を担ってます。

私達人間はその他にもビタミン類やミネラルなど多様な栄養素を体内に摂取しています。

これらの栄養素はそのままエネルギーや筋肉になる事は出来ません。

そこでそれらを私達人間に必要な物質に分解・合成・貯蔵してくれるのが肝臓の役割という訳です。
 

肝臓の解毒作用について

 
肝臓は体内で発生したアンモニアなどの老廃物や、体外から入ってきた有害物質などを分解し、排出してくれる働きがあります。

例えば病院で薬をもらったら1日に3回飲むように言われますが、これは一定の時間が経つと薬が体内から消えて効力が無くなるからです。

これは薬が有害物質として肝臓の解毒作用によって大外へと排出されるからです。

また、薬ではなくアルコールは90%が肝臓で解毒され体外へと排出されていきます。
 
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胆汁の役割

 
肝臓の働きとして胆汁を作るというものがあります。

この胆汁とは脂肪の消化などに必要な成分で、この胆汁を胆管から十二指腸に分泌してくれるのが肝臓の役割です。

脂肪の消化に必要な胆汁酸と呼ばれる成分は肉の食べすぎなどで処理する脂肪が多くなると結果的に発がん物質になる2次胆汁酸まで増やし、最悪の場合は大腸がんなどにも発展する場合があります。

これは、人間の体がバランスがくずれて本来持っている働きが裏目に出て自分自身を傷つけてしまっている一例です。
 

肝臓は沈黙の臓器

 
肝臓の機能が低下すると有害な物質が体外へと排除されずに私達の生命に危険を犯します。

そのため、それらを回避する為に肝臓は予備の細胞を大量に蓄えている必要があり、1.2kgもの大きさが必要な訳です。

肝臓は自らの再生能力も優れており、手術などでそのほとんどを切除されても数ヶ月後には元の大きさに戻り、機能も回復するといわれています。

しかし一番怖いのは、肝臓は肝臓病などの病気にかかってもなかなか自覚症状が現れにくく、気付いた場合には重大な病気が進行してしまっている場合があります。

肝臓は良くも悪くも私達に機能低下のサインを送らずに我慢強くその機能を果たそうとします。

その為に肝臓は「沈黙の臓器」と言われているのです。

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