糖新生① 医学からみた「糖分」

肝臓の重要な機能のひとつに、「糖新生」があります。

これは生物・医学系の分野でよく使われる用語で、体内の糖分が足りないときに、別の物質を分解して糖分だけを抽出することをいいます。
 
私たちがふだん生活のなかで使う「糖分」というのはどちらかというと曖昧なくくりで、分子構造的にみると「グルコース」や「スクロース」、「デンプン」、「グリコーゲン」などの異種の成分をまとめてそう呼んでいます。

脂質のことも混ぜて「糖分をとりすぎた」といっている方もいますが、それは間違いです。

上記の物質を化学的に見ればたしかにすべて糖分ですが、「糖新生」という場合は「グルコース(だけ)の生成」をさします
 
その理由としては、わたしたちがふだん呼吸やエネルギーの発生、体温の維持などに使っている糖分としてのエネルギー源は、デンプンでもスクロースでもグリコーゲンでもなく、グルコースであり、これが組織や体液にどれほど含まれているか、が私たちの健康状態を一番わかりやすく示してくれる指標にもなるからです。
 
具体的には、血液中に含まれるグルコース濃度を血糖値といい、この値が通常より高くなるか低くなると、臓器や神経がそれを感じ取り、神経伝達物質やホルモンが即座に作用してもとの状態に戻そうとします。

グルコースは単糖類であり、糖類の中で一番基本的で、小さいサイズをもっているので細胞膜を通ることもできますし、体液内を自由に動けることで、人間のエネルギー維持の材料となりえています。

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